平成26年度夏季研修会開催報告

平成26年度夏季研修会が8月23,24日とゆこたんの森で開催されました。

今回の研修会では「脳」についてと「糖尿病」がテーマで行われました。

講演Ⅰ:脳について

盛岡市立病院の菊地良太氏を講師に、「脳について」と題し、脳の解剖学的分類とその機能を、脳の雑学や症例を交えながら講演頂きました。
冒頭で、菊地氏は「脳は大きく大脳・小脳・脳幹の3つに分けることができます。また大脳は大まかに終脳と間脳、脳幹は中脳・橋・延髄と分けられます。」と語り、脳のそれぞれの部分の機能を説明して頂きました。
特にも脳室、大脳皮質、下垂体については症例も交えながら講演頂きました。
*参加者からの感想頂きました感想レポートはこちら

座長の菊地氏講師の菊地氏会場風景ディスカッション

講演Ⅱ:検査の病気『糖尿病』~糖尿病と合併症を診る

岩手医科大学付属病院の小野寺奈緒氏を講師に、「糖尿病」について診断から治療、そしてeGFRから造影剤腎症についてまで幅広くご講演頂きました。
糖尿病は目、腎、神経、全身の血管を損傷する病気であり、様々な感染症を引き起こす疾患である事。そして合併症が非常に多彩で恐ろしい病気である事を詳細にご説明頂きました。
最近は新しい治療薬も登場し、その仕組みや効果をご説明頂きました。
さらには造影剤腎症、特にもビグアナイド系薬による乳酸アシドーシスのメカニズムについてもご紹介頂きました。

座長の太田氏講師の小野寺氏会場風景ディスカッション

翌日には臨時総会が開催され、当会の運営について議論が行われました。